中堅OTとして回復期病棟勤務。運転支援や学会発表に取り組む。

〇当院入社理由

 専門学生の時に約2か月、実習に来る機会がありその時に回復期病棟の見学をしました。そこで、片麻痺患者様のリハビリで電気刺激を併用した促通反復療法や上肢訓練を行うことで回復していく様子を見ることができ、作業療法の楽しさ、魅力を経験できました。また、脳卒中患者様の自動車運転についても学ばせて頂く機会があり、幅広く作業療法士として活躍できるのではないかと思い、入職する理由となりました。

 

〇普段の業務内容

 回復期病棟で主に脳卒中や骨折の患者様のリハビリ介入を行っています。月1回、他職種も参加する担当の患者様のリハビリカンファレンスの計画やミーティング等も行っています。また、自動車運転支援班として脳卒中患者様で自動車運転再開の希望がある方のサポートを行っています。

 

〇研究指導についてどのようなサポートを受けているか

 博士号を取得している先輩から、研究する上での資料や文献の調べ方、流れについて丁寧な添削を受けています。読者に伝えたいことを分かりやすく文章にすることが難しいですが、添削によって表現の仕方やどういう風に考えたら伝わるのか等を学び、すごく勉強になっています。

 

〇今、書いている論文のこと

 Pusher症例に対して、主観的視覚垂直軸を計測できるバケツテストの論文を投稿しています。

以前にこのテーマで学会発表をして反響もあったことから、論文化へ挑戦したいという思いになりました。まだ、査読中ですが掲載されると自信に繋がるので頑張ります。

 

〇今後、研究をしてみたい人に向けてメッセージ

 研究や論文をしてみてその分野を深く学ぶことができ、勉強になっています。その研究の成果や発見があればこれまでより訓練効果が向上する可能性があり、人の役に立てるかもしれないと思っています。自分の興味のある分野であれば1度チャレンジしてみると良い勉強になると思います。